あなたは知ってた?シマホッケと真ホッケの違い4選

居酒屋やご家庭でお馴染みの魚といえば?
そう、「ホッケ」です!
ホッケは大きく分けると「シマホッケ」と、「真ホッケ」の2種類に分かれることはご存じでしょうか。
名前は知っているけれど、何が違うのかわからないという方も多いかもしれません。
そこで今回は、意外と知られていないホッケの産地や味、見分け方・見た目の違いについて詳しくご紹介していきます!
漁場が異なる「シマホッケ」と「真ホッケ」
現在、日本で流通しているシマホッケと真ホッケは漁場が異なります。
冷たい海を好むシマホッケ
アラスカのベーリング海や、ロシアのオホーツク海といった冷たい海で漁獲され、主にアメリカ・ロシアから輸入されています。
日本でも水揚げされることもあるそうですが、基本的には北方で獲れるため輸入品です。
水深500メートルまでの大陸棚に生息しています。
シマホッケは旬の時期は通年とも言われていますが、実はアメリカ産は「8~9月」、ロシア産は「4~5月」に水揚げされたものが最も脂の乗りが良いとされています。
真ホッケは北海道産がほとんど
東北の一部や新潟県、石川県などでも水揚げはありますが、日本国内の水揚げ量を比べると北海道が90%以上を占めているため、出回っている国産真ホッケのほとんどが北海道産です。
ただし、北海道はとても広いため、一口に北海道産といっても、道東と道北ではその環境が違います。
日本最北端に近い礼文島(れぶんとう)、道東にある世界遺産・知床の近くにある羅臼町(らうすちょう)、北海道を菱形に例えると下の角に近い日高町や広尾町、札幌のすぐ近くにある小樽・積丹(しゃこたん)の漁場、積丹からぐるりと日本海側を南下して函館近辺の漁場など、北海道の周囲ほとんどがホッケの漁場となっています。
ジューシー派?上品派?味の違いを比べてみた
気になるのは味の違いですよね。
「脂のシマホッケ」「味の真ホッケ」と呼ばれるほど、それぞれ味わいに特徴があるんです。
脂がジューシー!シマホッケ
まず、「シマホッケ」は脂乗りがよく、口いっぱいに広がる脂の甘みと旨みがたまりません!
しかも、肉厚でありながら身もやわらかく、ふわっとした食感で食べ応えも抜群です!

上品な味わいの真ホッケ
一方、「真ホッケ」はシマホッケよりもクセのない上品な味わいと味の濃さが特徴。
身は引き締まり、噛むときゅっと音を立てそうな食感が楽しめます。

同じホッケでも味わいに違いが出るのは生息している場所が関係していると言われています。
真ホッケは北海道周辺などに生息していますが、シマホッケは北海道よりさらに以北に生息。
海水温が全く異なるため、冷たい海に生息するシマホッケの方が脂の乗りがよいと考えられています。
そのため、脂の乗ったシマホッケが好まれている傾向にあります。
ちなみに、ホッケは低カロリー高たんぱくで、体内の不要な水分を排出するために必要なカリウムや、人間の体に必要とされる必須アミノ酸も豊富に含まれています。
そして、アルコールの分解を助ける働きがあるナイアシンも多く含まれているため、お酒のお供にも最適。
また、開きなど干物にするとカルシウム含有量が大幅に増加するため、カルシウムが不足しがちな人には干物がおすすめです。
おいしいだけでなく栄養価も高いなんてとても魅力的ですね!
実は見た目がこんなに違う!ホッケの見分け方
2種類のホッケですが、「どうやって見分ければいいの?」という方も多いかもしれませんね。
パック詰めされている干物や切り身は開いた身の内側が上になっていることが多いため、あまり意識している方は多くないかと思いますが、実は「シマホッケ」の皮には5~6本の縞模様があります。

黄色の地色に黒色の縞模様が入っているから見た目の通り「シマホッケ」というんですね!
また、地域によっては「シマボッケ」、「チシマホッケ」、「トラホッケ」、「トラボッケ」とも呼ばれています。
そして、背の部分に濃い茶褐色のまだら模様と腹部にはっきりした赤みが入っているのが「真ホッケ」です。

また、背から腹にかけて濃淡のグラデーションに見えることも多く、基本的に頭がついた状態で販売されています。
ちなみに、ホッケは漢字で「𩸽」と書き、成魚になると体が青みがかって海に咲く花のように見えると言われています。
真ホッケは成長するにつれて呼び名が変わり、地方によっては「タラバホッケ」「チュウホッケ」など様々な呼び方があります。
また、回遊せずエサが豊富な場所に留まっているものを通称「根ボッケ」といい、大変脂乗りが良く美味です。
これらはいずれも「真ホッケ」のことを指しています。
パック詰めされずに売られているものがあれば、ぜひ皮の模様を確認してみてくださいね!
知るだけでさらにおいしく♪さらに楽しく♪
「シマホッケ」と「真ホッケ」の違いについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
それぞれに違いや特徴がたくさんありましたね。
理解したうえで食べ比べをしてみると楽しいかもしれません!
また、どちらかというと大人が食べるイメージが強いかもしれませんが、実は骨が外しやすくお子様でも食べやすい魚です。
栄養価も高く、アレンジレシピも豊富なため、食卓の主役を飾ること間違いなし!
あなただけのホッケの楽しみ方を見つけてみては?